MOE OSHIKIRI×MISATO KOWAKI

第3回目の対談ゲストは、雑誌やTVなどで幅広く活躍中のモデル・押切もえさん。

2016年11月発表された、千葉ロッテマリーンズの涌井秀章投手との結婚は、記憶に新しいところだと思います。

同年12月に行われたハワイ挙式の写真が、もえさんのインスタ(@moeoshikiri)にUPされると、そのドレス姿が「素敵すぎる」とプレ花嫁の憧れの的に。


長年ドレスプロデューサーとしても活躍するもえさんだからこそ叶えられた、花嫁を最高に輝かせてくれるドレスは、こだわりとセンスと知識がたっぷり詰まっているんです♡



小脇(以下、小):インスタでもえさんのウエディングドレス拝見しました! シーンに合わせた着こなしがとっても素敵で・・・。何着着たんですか?


押切(以下、押):あれ、実は1着を着回しているんですよ!


小:え?1着?? ビーチでの写真と挙式時の写真、全然雰囲気が違うように見えるのですが・・・。

押:でしょ? あのドレスはベア型のドレスにボレロが着脱できるようになっていて。1着で雰囲気がガラリと変わる、私のお気に入りの形なんです。

小:えー! ビックリです! やっぱり何着もドレスをプロデュースしているだけありますね。結婚して約1ヵ月後には挙式をしたそうですが、ということは…約1ヶ月でドレスを作ったんですか?


押:そう(笑)。最初は国内で写真だけ撮る予定だったので、ドレスも過去に自分でプロデュースした既製品でいいかと思っていたんです。ですが、ちょうど主人のオフシーズンでもあった去年の11月に、お仕事でお世話になっているベストブライダルさんが、ハワイの式場をリニューアルオープンするというお話をいただいて。「だったら親族だけでも呼んで結婚式できちゃうかも?」と会場を押さえ、さらに私がプロデュースするウエディングドレスブランド『ア・リリアーレ』さんでドレスを作らせていただきました。


小:すごい! 今までもたくさんドレスをプロデュースしていますが、自分のためとなるとまた気合いが入りそうですね。こだわりのポイントなど教えてください!


押:年齢的にも30代後半だし、何となくプリンセスラインのドレスは気恥ずかしいかも・・・とか色々考えたんですが、「一生に一度だし自分が着たいものを着よう!」と、“今の自分が着たいもの”をテーマに作りました。プリンセスラインでもあまり甘くなりすぎないようラインを微調整したり、レースも繊細なものを選んで、華美すぎずシンプルすぎずという絶妙な仕上がりを目指しました。あとは軽めのオーガンジーで作ったリボンを腰の高め位置にデザインして、ヒップがキュッとあがって見えるようにしたのもポイントです!

小:自分のウエディングドレスを自分で考えられるって本当にうらやましいです! そもそも私がウエディングドレスのデザイナーをやらせていただくことになったのも、自分で着たいドレスがなかったからなんです。背が低く華奢な体型なので、挙式時のドレス選びに難航し、80着以上試着したのに着たいドレスが見つからなくて・・・。「こんなドレスがあったらいいな」を形にしたのが『heureux de Misato Kowaki』なんです。

押:80着はすごい! 確かに着る人は体形も年齢も様々だから、ウエディングドレスって難しいですよね。私がプロデュースするドレスは、色んな人に着て欲しいし、着てもらうからにはその方をどれだけキレイに見せられるかが大事だと思っているので、体形カバーできたり、T.P.O.に合わせて着回しできたりと、デザイナーさんと試行錯誤して作り上げています。


小:ほんと、もえさんがプロデュースするドレスって、幅広い層から人気がありますよね! もえさん自身が着たドレスも、1枚で着ると大人のかわいさと華やかさがあり、ハイネックのボレロやマリアベールでアレンジするとクラシカルな雰囲気に変わって…、本当に素敵! このドレス、絶対みんなが着たがると思います。

押:そういってもらえると、とっても嬉しい! 結婚式の前に行ったフォトツアーでは、ヘア&メークやヘッドドレス、ブーケなども場所に合わせてチェンジして、イメージを変えたんです。ワイマナロビーチでは王道のイメージで撮りたくて、アップヘアにティアラを乗せて。ナチュラルな緑を背景にした写真は、エビ編みにワイルドフラワーを使った華冠を合わせました。

小:事前の打ち合わせは大変でしたか?


押:ハワイで担当してくださる方とは、もっぱらスカイプでやり取りしていたので、思ったより大変ではなかったです。ただ、イメージは言葉だけだと伝わりにくいので、ビジュアルで用意しておいた方がいいと思います。


小:そうですよね。もえさんのイメージソースってどんなものですか?


押:インスタやウエディング雑誌はもちろん、海外のドレスブランドのコレクション写真なども参考にしました。

小:なるほど! プレ花嫁さんはもちろんだと思いますが、私のドレス作りにおいても参考になるお話ばかりで、もえさんにインタビューできてよかったです♡


次回は、もえさんのハワイウエディングの全容についてお届けします。親族だけで行ったというアットホームな挙式スタイルには、もえさんや旦那さまの家族に対する温かい想いが溢れていました!


【押切さん衣装】

ブラウス¥16,800(ELENDEEK)、サンダル¥14,500(ダイアナ 銀座本店〈ダイアナ〉)、ピアス¥2,800・ネックレス¥3,800・バングル¥3,800・リング¥3,600(Jewel Addict 渋谷ヒカリエShinQs〈phoebe〉) ※すべて税抜き価格


【問い合わせ先】

ELENDEEK TEL03-6853-0100

ダイアナ 銀座本店 TEL03-3573-4005

Jewel Addict 渋谷ヒカリエShinQs TEL03-6427-1071


【STAFF LIST】

Photo:Masahiro Noguchi(BIEI)

Stylist:Saki Okada

Hair&Make:Yuuji Nakanishi(Sui)


【撮影協力】

オーベルジュ・ド・リル トーキョー

☎03・5785・8880

https://www.hiramatsurestaurant.jp/aubergedelill-tokyo/